奉納縁起としての奈良絵本 ―久間八幡宮所蔵『八幡宮愚童記』をめぐって―伊藤慎吾
一遍上人の和歌表現をめぐって山本章博
『宝物集』―「五戒」異同考 ―「提謂長者譚」を手がかりにして―大場 朗
『高山寺明恵上人行状』(『漢文行状』)巻中「建仁二年冬比」の段の検討 ―「増補説」と「改竄説」をめぐって―野村卓美
「地獄絵を謎解く」こと田村正彦
閻魔図像を読み解く ―聖衆来迎寺蔵「六道絵」閻魔王庁幅における滅罪の思想―山本聡美
室町時代後期から江戸時代にかけての六道図像の変容鷹巣 純
立山曼荼羅の図像を読み解く ―目連救母説話図像と越中国南砺系チョンガレ台本―福江 充
東西宗教における〈異端〉藤巻和宏
中世キリスト教世界の形成と異端問題 ―「カタリ派」迫害への道筋と異端審問による刑罰と赦し―図師宣忠
持金剛の教団 ―異端と正統が交錯するインドの大乗仏教―杉木恒彦
南北朝動乱期における神祇と密教 ―正統と異端をめぐって―小川豊生
宗論・相論とその時代の物語牧野淳司