『仏教文学』第34号
(平成22年3月)

八世紀日本国の「三時」 -基から善珠への注釈活動を手がかりに-渡部 亮一

『八幡宇佐宮御託宣集』における託宣観 -託宣にめぐる思考を追って-村田 真一

岩瀬文庫本『沙石集』の性格土屋 有里子

『沙石集』と経典における譬喩 -『百喩経』との比較を端緒として-加美 甲多

一騎討ちによる発心譚 -中世から近世に至る享受と変容について-佐々木 雷太

剣の山の上の美女 -妄念の地獄から恋慕の地獄へ-田村 正彦

南北朝期の『日本法花験記』 -日光天海蔵『見聞随身鈔』所引説話を中心に-松田 宣史

金陵山西大寺会陽起源の周縁について -忠阿創始説の背景-中山 一麿

僧純編『妙好人伝』と大根屋改革万波 寿子

本部支部合同例会 神戸大会

赤松氏と城山城 -築城から嘉吉の乱まで-市沢 哲

諸宗論が語るもの -『峯相記』の叙述特徴をめぐって-山口 眞琴

法道仙人伝承と摩耶山池上 洵一

平成二十一年度仏教文学会大会 シンポジウム

唐僧法進撰『梵網経註』の史料的意義東野 治之

表白についての序章後藤 昭雄

「仏教文学とは何か」 -発表趣旨とシンポジウム報告荒木 浩

仏典漢訳の訓読および仏教文学にあたえた影響金 文京

無住の狂言綺語観と和歌陀羅尼観研究覚書 -シンポジウム「仏教文学とは何か」とのかかわりから-近本 謙介

仏教文学会シンポジウムコメント横内 裕人

平成二十一年度本部例会

真宗道場の法座における蓮如上人伝の展開沙加戸 弘

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